日々の徒然

「いつか寺子屋的なところで働きて〜」と思っている人が書いています。人材育成、生涯学習、心理学がテーマ。

頼まれてない仕事を進んでやり、疲弊しがちな私へ

真っ赤な表紙が目を奪われた。
この頃、仕事に追われて一杯一杯になっている私にぴったりな本だと思った。

 

著者は、ベティ・L・ハラガン。25年コンサルタントとして働いたのち独立。

1993年にこの本が出版されたことの意義はとても大きいのだろう。

50ページで紹介されている、「賢いプレーヤーとなるための6つの鉄則」を読むだけで、何となく彼女のスタンスがわかるはず。

①自分の仕事の内容を十分に理解し、必要とされる知識や技術を身につける。

②オフィスでたとえ不愉快なことに遭遇しても、感情にまかせた行動は決して取らない。

③会議など公式な場では上司には逆らわない。その代わり、別のアイデアを出したり、インフォーマルな雰囲気で他の選択肢を持ちかけてみる。

④あなた以外の誰かが抜擢される様なことがあっても怒らない。技術や知識をみがいているのは何もあなただけではないのだから。

⑤全ての仕事を自分でやろうとしたり、誰にもまんべんなく役に立とうなどとは思わない。そんなことは不可能なのだから。あなたの仕事の結果が誰のためのものであるかをはっきり理解する。
⑥ミスを犯したら、そのことにがっかりしないで、それから学ぶ態度をもつ。

個人的に、②については若干疑問がある(マジで許せないことされたらばちぎれていいと思う)し、③も、う〜〜〜〜ん。という感じ。それが本質的な指摘ならば(もちろん言い方は考えるけど)、指摘するべきでは?と思う。

ただ、一般的に↑で述べられていることは、世の中的にも正しいとされていることだと感じた。

逆に①、⑤、⑥については、情で仕事をしてしまったり、ミスして落ち込み過ぎたりしてしまう私にとっては、救いの言葉だった。

 

こんな感じで、女性が企業で生き抜くための(=ヒエラルキーの中で賢いプレイヤーになるための)、具体的な振る舞いや知識が紹介されている。
正直新卒1年目で読みたかったよ…。

 

一番印象に残った一節がこちら。

何度も繰り返すようですが、女性がゲームに参加するときに覚えておくべきことは「必要以上の責任をしょいこまない」ということです。有能な女性が、彼女がやるべきではない仕事まで抱えこんで、本来の仕事に支障をきたしてしまうという例はあまりに多く見られます。仕事の評価というものは、あくまでもその人の本来のポジションでの仕事に対してしか行われないーどんなに余分な仕事を引き受けてもそれはカウントされないーということをしっかり頭に覚えておくことです。

私が今働いている会社は、社員10人弱の小さい会社だ。そのため、あれもこれもやらなくてはいけない。と、私は思っていた。そしてあれもこれも、と手を出し過ぎて、一杯一杯になっていた。
一方で、明確に自分のテリトリーを守りながら仕事をし、パフォーマンスを上げている社員が2-3人いる。彼らは彼らなりのしんどさがありそうだが、それでも自分の強みを生かして結果を残し、自分らしく働いているように見える。

 

結局、隣の芝生は青く見える、という話なのかもしれない。けれど今の私が「都合よく使われて消耗している感じがする」と感じるなら、それは正しい感覚なんだと思う。しかも、ハラガンが述べているように、「仕事の評価というのは、あくまでもその人の本来のポジションでの仕事に対してしか行われない」というのは本当だと思う。私の場合は、マーケティングが本来の仕事ではあるけれど、今はほとんどそちらに時間を使えていない。他人に手を差し伸べるのは素敵なことだけれど、それは私の責務を果たせた後、やるべきことだよなぁと思う。

 

シンプルにシンプルに。

 

レディ・ガガのドキュメンタリーでもみようかな!

マーケティング日記

Twitterでも呟いたけど、1人マーケターかつ兼任な私。

しかも、幸か不幸か数値目標などは言い渡されておらず、なんの管理もされず、

肩書きだけ頂いてしまった決まりの悪さを感じております。

 

「目標も管理もされないなら適当にやればいいじゃん!」とよく言われるのですが、

何しろ根が真面目なので、そうもいかず。

 

ターゲットは一応ざっくり決まっていて商材Aは既存顧客、商材Bは新規顧客獲得に向け、何かをしなければいけません(ざっくり)。

ということで、まずは重い腰を上げて数値目標の設定を始めました。

参考にしているのは、BtoB営業・マーケティングのデジタル化を支援する株式会社才流 代表の栗原さんが執筆したこの本。

標数値の立て方すらわからない(そして商談数/見込み顧客etc…データすらない)状態でどうしよう〜!という感じだったけど、

とりあえず数字を仮置きしながら商材Aについて目標設定終了。

次は商材Bについて目標設定するぞ〜。